2022/02/04の一問一答解説!(中世ヨーロッパ編①)
こんにちは!
けいゆうです!
ここでは
①世界史の軽い復習
②すぐ実践できる勉強法
③語呂合わせや
暗記がラクになる
ストーリー
などなど…
基本的に
「受験の世界史」に
役立つことを
僕が話すところと
なっています。
僕はほぼ毎日
インスタのストーリーで
一問一答のような問題を
出してはいるんですが
あの1ページじゃ
どうしても足りない!!
あのスライド1枚では
もっと伝えたい覚え方とか
伝えきれない!!
ということで
こちらのページで
解説させていただきます♪
よろしければ
見ていってください!
①今日の問題(5問)!
※インスタのストーリーで
見た人は飛ばしちゃって
ください🙏
1問目
中世ヨーロッパには
建築の面で、
大きな変化があったよね!
その中で
「ビザンツ様式」の特徴に
当てはまるものはどれかな?
①ローマ風の半円型アーチを
よく取り入れている。
②窓が小さく、重厚な感じがある。
③尖塔アーチを多用し、高い天井が
よく見られる。
④円屋根の建築がよく見られる。
2問目
中世に造られた大学を
述べた文章に関して
誤っているものはどれ?
①ボローニャ大学では
法学が盛んだった。
②パリ大学では神学が
盛んだった。
③ケンブリッジ大学では
神学が盛んだった。
④サレルノ大学では
神学が盛んだった。
3問目
中世のドイツやスイス、
イタリアや北欧で起きたことに
ついて、正しいものは
どれかな?
①七選帝侯にはカール4世の
出身だったベーメンが入ってる。
②スイスは神聖ローマ帝国と
争い、1499年に完全独立した。
③教皇党のギベリンと
皇帝党のゲルフの争いが起きた。
④デンマーク、フィンランド、
ノルウェーの3国で同盟が結ばれた。
4問目
百年戦争について
述べた文章の中で
誤ってるものはどれかな?
①クレシーの戦いで
イギリスがフランスを破った。
②黒死病が蔓延した。
③クレルモンの包囲を破って
フランスがイギリスを破った。
④百年戦争後、イギリスでは
すぐに王位継承争いが起きた。
5問目
「祈り、働け」をモットーに
「清貧・純潔・服従」を
理想とした6世紀ごろの
イタリアの修道院の名前は?
①モンテ=カシノ修道院
さあ答えはわかったかな??
②問題の解説
1問目の答え
正解は…④です!
中世の建築様式は
主に3つ(場合によっては4つ)
(・バシリカ様式)
・ビザンツ様式
・ロマネスク様式
・ゴシック様式
↑
()は基本でないけど
中世の建築様式の1つ。
でもこの中の
ビザンツ、ロマネスク、
ゴシックはマジで抑えよう。
現代では、ショベルカーとか
ドリルとか数学も進んでいて
倒れにくい建物を作る技術
があるけど
中世にそんなものはない…
建築資材はあっても
穴を開ければもしかしたら
速攻で崩れるかもしれない…
砂場でトンネルを作る時に
穴を開けると思うけど
壁に穴を開けたら
当然強度が落ちるので
昔になればなるほど
穴を作ることはできなかったんだ。
その穴とは「窓」。
だから中世の中でも
古い時代にできた建築物には
窓が少ない。
ステンドグラスも窓だから
少ないね。
また、壁も薄くする
ことはできない。
柱は太ければ太いほど
支えられる力が増す。
でも細くても支えられるもの
を作るには、金属や物質の加工技術が
発達していないと難しいことだった。
これは、土器を作る上でも
同じことが言えるね♪
土器も厚みがだんだん薄くなり
高温で焼くことができるから
だんだん黒くなっていったりするし。
さらに天井も
自由に加工することが
できないよね。
尖れば尖るほど
形を整えなければならないから
これにも技術が必要になる。
なのでこの時代のことを
考慮すれば
中世:
窓がないor窓が少ない。
壁も薄くできない。
天井も下手にいじれない。
↓
少しずつ窓を取り入れ
天井もちょっとずつ高くでき
壁も少しずつ薄くできる。
↓
ステンドグラス、ばーん!
尖まくりの塔、ばーん!
天井も高ーく、ばーーん!!
という感じで
移り変わっていく。
なので選択肢を振り返ると
①ローマ風の半円型アーチを
よく取り入れている。
→円、半円、尖塔の流れなので
真ん中のロマネスク様式。
②窓が小さく、重厚な感じがある。
→窓があまりない、小さい、派手!
の流れなので、真ん中のロマネスク様式。
③尖塔アーチを多用し、
高い天井がよく見られる。
→円型、半円、尖塔の流れ
なので、ゴシック様式。
④円屋根の建築がよく見られる。
→円、半円、尖塔の流れなので
最初のビザンツ様式。
という風に導くことができるので
答えは④になります。
2問目の答え
正解は④です!
その環境の中で、文献や
教育をおこなっていた場所って
大体修道院だったんだ。
ただ、商業活動が活発になり
そのような学問の中心が
都市部に移ると
教師や学生らが作った
一種のギルドのような状態が
出来上がり
これが大学の起源
ともなっています。
なんかこういう言い方だと
大学ってお堅い場所のように
感じるけど、実はそんなことはなく
居眠りをしていたり
普通に授業中私語をしている
学生だっているんだ笑。
そんな大学の授業って
中世はキリスト教が支配する
時代だから
神学が最高の学問となっており
大体の大学は神学を
主にしていることが多い。
例えばカトリックの元祖
フランスで造られた
パリ大学では当然
神学が盛んだったんだけど
それを真似て造られた
オックスフォード大学や
そこから分裂したケンブリッジ大学も
神学が有名になる。
でもイタリアの大学は
少し方向性が違っていて
ヨーロッパ最古の大学として
知られているボローニャ大学では
“法学”が有名だし
サレルノ大学では
“医学”が有名。
・ぼ→ほ→法
・治療されるの!→医学
とまあ、結局
ギルドの一種として
大学は誕生して
その学問は当時の環境から
神学を主にしているところが
多かったんだけど、
イタリアには例外が多い
ってことですね!
サレルノ大学は神学ではなく
“医学”なので
結果、答えは④です。
3問目の答え
正解は…①です!
カール4世は1356年に
『金印勅書』を発布したんだけど
この七選帝侯なんて
覚えてないよね…
ただこれだけは
覚えてほしい!
カール4世は
神聖ローマ皇帝の中でも
国内に目を向けてくれた
数少ない皇帝なんだ!と!
大体神聖ローマ皇帝って
イタリアが大好きだから
国内のことなんて
ほったらかしちゃうんよ…
だからカール4世みたいな
人はとても貴重!
そしてベーメン王国(ボヘミア)
出身で、その地域の繁栄のために
関わってくれた人物というのも
難しい大学だったら
出す可能性があるから
そういう意味でも重要!
例えばプラハ大学を
建ててくれたのは
カール4世が関わって
くれたからだし…
ちなみにボヘミアは
「#三十年戦争、プラハ」の
キーワードで出てきやすい。
他の選択肢は
②スイスは神聖ローマ帝国と
争い、1499年に完全独立した。
→スイスの完全独立は
1648年のウェストファリア条約まで
待たないといけないので、違うね。
③教皇党のギベリンと
皇帝党のゲルフの争いが起きた。
→これは、用語の名前が逆だね。
ギベリンは皇帝党のことで
ゲルフは教皇党のこと。
文字数が一致すると
気持ちいいよね笑
※「こうていギベリン」
「きょうこうゲルフ」と
並べれば8文字同士になるね。
④デンマーク、フィンランド、
ノルウェーの3国で同盟が結ばれた。
→地図を見ればわかるんだけど
デンマークとノルウェーと
スウェーデンが睨めっこ
できるような位置にあって
同盟を組むには近い方が
やりやすい理論で
この選択肢も違うって判断できるね!
4問目の答え
正解は…③です!
百年戦争は
最初イギリス強い
フランスやばい
↓
黒死病蔓延するし
その結果農民も苦しくなり
農民反乱が起きる
↓
いよいよフランスが
ヤバくなってくる
↓
ジャンヌ=ダルクが登場!
オルレアンの包囲を破って
フランスが優勢になる
↓
百年戦争はフランスの
大逆転勝利で終了!
という流れを抑えると
「クレルモンの包囲」ではない
ことに気づくね。
クレルモンと
オルレアンは文字数が似ていて
一瞬見逃しそうになるけど
これは注意!
ちなみにクレルモンは
ウルバヌス2世が十字軍を
提唱したあの「クレルモン会議」で
有名かな。
だから答えは③
5問目の答え
正解は…①!
モンテ=カシノ修道院は
従来の労働の価値観を
変えたことで有名かな。
6世紀以前のヨーロッパは
ローマ帝国の分裂もあり
異民族の侵入もありで
混乱していた時期だった。
でもローマ以来の価値観なんて
急に抜けるわけがなくて。
仕事をするのは
「奴隷」という
その価値観は変わっていなかった。
そこでベネディクトゥスが開いた
モンテ=カシノ修道院で
掲げられた
「清貧、純潔、服従」や
「祈り、働け」という言葉。
宗教を絶対だと感じ
その厳しい戒律の元で修行して
救われたいと感じた修道士は
その価値観の違いに
びっくりしただろうね。
でも人間世界と神の世界が
あると考えていただろうし
その世界で価値観が全く違うんだから
その教えも人間ではなく
神側からの価値観だし
受け入れる必要がある…
と考えれば
おかしくないのかな?
まあ、ということで
この早い段階で
古代ローマの価値観を
打ち破り、修道院の
先駆けでもあった
①モンテ=カシノ修道院が
正解!
他、クリュニー修道院は
腐り切った教会や修道院を
変えてやる!!と意気込んだ
「修道院改革運動」の中心。
ドミニコ会や
フランチェスコ会は
その修道院改革運動に影響を受け
清貧生活を送っていた
托鉢修道会の1つですね。
③中世ヨーロッパで
抑えたいポイント
中世ではキリスト教が
絶対中心にあります。
通史でもそうだし
絵画でも文化でも
建築だってそうですね。
なので戦争や文化が
キリスト教と
どういう関係があるのか
を意識してみると
覚えやすくなりますよ♪
あと、キリスト教に
興味がないから
覚える気も起きないし
そもそも理解しにくい…と
悩んでいませんか?
僕も理解できてません笑
ただ「キリスト教」
という大事なものを抱えて
それを汚されたくない
奪われたくない、
何も知らないのに異教徒から
馬鹿にされたくない
という感情は理解できます。
僕はむしろこっちを
理解していくことを
オススメします。
いきなり用語ばかり
覚えるのは
かなりキツいことですし
思い出すのも難しい…
それよりも
「そりゃそんなことされたら
こうなるよな〜」
「やられたら、直接は体裁が悪いから
こうやってやり返すよな〜」
という人間が動く
理論と感情を想像してから
その流れを見ていくと
理解しやすくなります。
正直、一問一答でこれを
やるのは難しいです。
教科書だったり、
イラストのついている参考書
を使ってやっていきましょう♪
④まとめ
・中世はキリスト教中心に
回っている。
・用語そのものより
「なんでそうなったのか」
という理論と感情に注目した
方が流れを理解しやすい。
ということです!
次回があるかどうか
わかりませんが
その時はまた
見てくださいね♪
では、また👋
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