けいゆうの世界史ブログー【“楽しく”世界史の点数を上げよう!】

世界史の①簡単だけど高得点を取れちゃう勉強法、②誰でもできる暗記方法、③やる気・集中力の出し方などを伝授しています!

【共通テストの対策をしよう!】資料の読み方とその対策編!

んにちは!

けいゆうです!

 

共通テストまで
もう何日もない中

自分はホントに
点数が取れるのか
不安になってきますよね…

 

不安をずっと抱えて過ごすより
ここで一緒に解法と
対策を学んで

 

ライバルより一歩先に
進んじゃいましょう♪

そうすれば、明日から
いえ今日からあなたの
勉強が変わります。

 

今日が変われば
明日あなたのできることは
どんどん増えていき

 

テストに対する不安も減り
むしろ自信をつけることも
できます!

 

今回はボリュームたっぷり
6問あります。

 

時間がある時
世界史の勉強法を
知りたいときに
ご覧ください♪

 

ということで
一緒に見ていきましょう!

 

 

①共通テストの対策

 

前回と同じく今回も
「平成30年度の
試行調査テスト」

から引用させて
いただいています。

今回は資料問題も多いです。

共通テストは
「読み取り」も多いので
その対策をしていきましょう!


では、早速第1問!

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(制限時間は2分)

どうですか??

答えはメモして
おきましょう♪



では、2問目!

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(制限時間:2分)


今回は正解が2通りある
パターンです。

 

できる人は2つ、
難しいな…と感じたら
1個だけでも構いません。

 

…正解は出ましたか?

 

では、3問目!

 

f:id:k_john_player_special_u:20211103165240j:plain

(制限時間:2分)

 

2問目を踏まえての
3問目となっています。

 

なので一致するように
例えば
「2問目の答えが①の場合
3問目の答えは①」のように
メモしておきましょう!

 

答えられましたかね??

 

では、4問目
5問目です!

 

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(制限時間:5分)

最近よくある
「資料問題に
空欄があるタイプ」
のものですね。

さらに資料を読み取って
問題を解くのもあって
少し難しいかな??


この答えも
メモしておきまして…


最後6問目です!

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(制限時間:4分)

もはや選択肢が
資料という問題。


さあ、答えは
出揃いましたか??


答えが出たら
スクロールしてください!















1問目:②

2問目:①か⑤
3問目:①の時④
    ⑤の時①


4問目:④
5問目:①
6問目:②


どうでしたか?

では解説にいきましょう!

②その解説


まずは1問目ですね。

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これはセンターでもある
選択肢問題となってます。


ですが、注意したいところは
「誤っているもの」
選ぶ点ですね。

他3つが
「20世紀前半期」に
行われた、ということです。


では、どれが
そうじゃないのか。

まず
「20世紀前半期」と
いう言葉を映像化しましょう。

解釈すれば
「1900〜1940年」くらい
を指しますね。

これは
第一次世界大戦前後〜
第二次世界大戦前までの
期間を指します。


あらすじを
さらに理解していると
大体、労働者が権利を
訴えて歴史に登場したり

民族独立運動
盛んになってくる
時代ということになります。


大国では、他国との
利害関係での駆け引きや
第一次世界大戦後の
国の運営に悩む時期ですね。


それを少し頭に入れておきつつ
選択肢を見ていきましょう。


まず①「スペイン内戦で
フランコが勝利した」

そもそもスペイン内戦って
なんで起きたんでしょう?

 

第一次世界大戦後の
世界では、敗戦国は
もちろん痛手を負いましたが

戦勝国でも戦地になっていたり
条約の関係で利益を
受けられなかった国
結構ありました。

その中でイタリアで
始まったファシズム
運動がヨーロッパで
広がり始めます。


「俺らは1つにまとまり
もっと強くなって
自由な奴らを倒すんだ!」

そうした運動が
どんどん広がって
いったわけです。


もちろん自由や議会を
尊重するような
ファシズムに反発する
人たちも出てきますが

ドイツやイタリアでは
そんな人たちは制圧されます。

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しかしフランスや
スペインでは抑圧されずに
政権を取るまで
勢いをつけてきたんです。

それがスペインだったら
社会党共産党などで
結成された「人民戦線」でした。

ファシズムなんてダメだ!」
と叫ぶ政党が出てきたわけです。

しかし、これに対して
ファシズムに賛成する人は
当然不満を抱きますよね?

なので反乱が起きます。

これがスペイン内戦
始まりです。


今ではヒトラー
ムッソリーニファシズム
やべーやつっていうイメージ
があるので悪者っぽいですよね。

なので一旦そのイメージで
進みましょう。

自由を訴える正義:
人民戦線
vs
ファシズムを望む
軍国主義の悪者:
反人民戦線


ここで人民戦線のtopは
サーニャという人でした。

一方で反人民戦線に
いたのはフランコ将軍。

内戦は他国を巻き込み
どんどん大きくなっていきます。


ファシズムを当然応援したい
ドイツやイタリアは
フランコ側につきます。

それに対して
社会主義国となっていた
ソ連は当然社会党
つまりアサーニャ率いる
人民戦線を支援します。


しかしイギリスや
フランスはこの内戦に
何にも支援しませんでした。

自分たちに不利になる可能性や
ソ連の影を感じたのか
人民戦線には支援しません。

関わりも一切しませんでした。


ですがガンガン支援をする
ドイツ、イタリア。

ということで正義の
人民戦線は敗れ
フランコ率いるファシズム政権が
勝ってしまったんです。


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ということでこの答えは⭕️。


②のユーゴスラヴィア連邦の
解体は、

英雄ティトーのカリスマ的
指導によって第二次世界大戦後の
ユーゴスラヴィア連邦を
まとめていた、ことを思い出すと

もう20世紀前半じゃない
とわかるので
これが答えになりますね。


③の「イギリスで、保守党と
労働党が二大政党となった」
というものですが、


産業資本家や労働者の
権利の主張は、19世紀から
始まっていました。

最初はお金を持っていて
政治に介入し出した
産業資本家の声が届き

穀物法や航海法の撤廃など
なされ、やがて選挙権にも
メスを入れられるんですよね。

そして第2回、3回の
選挙法改正で労働者の
政治への躍進が進み

そしてようやく1924年
マクドナルドの労働党
第1党になるまで成長したんです!

ということでこれも⭕️


④の「フランスとベルギーが
ルール地方を占領した」
というのは、

なんでルール占領が
起きたのかを見れば
年代も見えてきます。


きっかけは、第一次世界大戦
に結ばれたヴェルサイユ条約
発生した「天文学的な賠償金」


この返済にドイツは
とんでもなく頑張りますが
なかなか間に合いません。

そこで痺れを切らした
フランスが隣国ベルギーを
連れて、工業地域のある
ルール地方を占領するわけです。

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「これで賠償金を払ってもらう
ために労働させまくるぞ!」
とね。

だから結局ドイツ側は
サボタージュ、つまり
サボることで抵抗

さらにインフレしたり…
と後日談もありますが
年代はあっているし
選択肢の内容もあっているので
これも⭕️


なので答えは②です。


では、2問目と3問目
にいきましょう!

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これは写真を見て
「あ」と「い」の国と
君主を当てる問題です。

写真が何か分からなければ
かなり難しい問題になりますが

最初の問題文にありますね。


ポーランド王と、
ポーランドを分割する
3国の君主」とね。


つまりこれは
ポーランド分割を
表してます。


そのうちの1つに
オーストリアが出ているので
後2つ。

これはそのまま
ポーランド分割を
思い出しても
いいですし、

あとは地理からも
推測できます。

これはポーランド
隣接していた
プロイセンとロシア
なんですよね。

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隣接していないのに
飛んでやってくると
なると

それなりに理由が
必要になってきますが
今回はそんなことありません。


「隣国だから、
領土を奪えそう。」

単純にして明快な理由。

ということで
選択肢からロシアと
プロイセンの君主を
選んでいきましょう。

見ていくと
プロイセンは1人なので
分からない場合は
これでもOKです。

つまりが安定ですね。

ロシアは2つ選択肢が
あります。

ニコライ2世
エカチェリーナ2世か。

写真を見れば
「あ」の人
女性じゃね?と思うのでも
いいですし、

ニコライ2世
ロシア革命の中で
亡くなった悲運の皇帝だし
時代が違うな…と判断してもOK

もう一つの答えは
エカチェリーナ2世
ということで①となります。

(2問目:①or⑤)


3問目は
その国の歴史を
順番に並び替えるもの。

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固有名詞から
どの国のものなのか
いつの時代のものなのか
判断していきましょう。


上から順番に見ていくと

aシュレジエン→七年戦争
オーストリア継承戦争か?

ウィーン会議
→ヨーロッパのほとんどが
関わる”強制イベント”だな

ローマ教皇領を併合
→位置はイタリアだし、
これはイタリア統一か?

dペテルブルク→
これはロシアのかつての都だな

テューダー朝
イギリスの王朝だな

ユトレヒト同盟
→ベルギーとオランダだな

ドイツ帝国
→イタリア統一と同時に
進んでいるし、1860〜70年代

三国協商
第一次世界大戦前に
結ばれた、イギリス・フランス
・ロシアのものだな。


という感じで見ていくと
ロシアに関わるものは
b、d、h


プロイセンに関わるものは
a、b、g

となります。

これで選択肢は
選べそうですね。


念のために
どうやって年代を
並び替えるのか
コツをお教えます。

ポイントは
「なぜ」「他のなんの出来事と
結びついているか」
を思い出すことですね。


なぜを思い出すのが
一番重要ですね。


例えば先ほど
ドイツ帝国の建国に
「イタリア統一と同時期」
と言ったと思いますが


これはイタリア統一の
国の併合に
プロイセンドイツ統一
戦いが関係してくるから

そう言えるんです。

ちなみに年号は
ざっくりとしか
覚えていません。

それで正直いいと思います。

ほんとに年号を
覚えるのは
用語とか「なぜ」を
知った後がベストです。

年号ばかり覚えても
思い出すときに
混乱しちゃいますが


「こういう出来事が
起きたから、この戦いが
起きたんだよね!」
という根拠があった方が
人間思い出しやすいんです。

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数字直接覚えるよりも
「根拠」を覚えていく。

これが大事なことです。

…話を戻して
答えはもしロシア①を
選んだ場合はb、d、h
の入っている④で

もしプロイセン④を
選んだなら
a、b、hの入っている
①となります。


では、4問目!

 

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今度は資料問題です。

中国の王朝と
その遊牧民との関係
に関する資料みたいですね。

そして空欄には
突厥やモンゴルが
中国王朝から
もらったものとなります。


綿か絹かですね。


中国といえば
シルクロード
言われる交易ルートが
あるくらい絹製品に
定評があります。

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ここを思い出せれば
絹織物を選ぶことは
ラクじゃないでしょうか?

綿製品が関係するのは
主に産業革命とかですね。

なのでここからも
絹織物を選べるはず。

次は「読み取れる内容」。

これは読んでいくしか
ないんですが、

選択肢をまず見ていくと

中国が遊牧民から
物産を手に入れているか」

遊牧民中国から
物産を手に入れているか」

の2択になっています。

内容が真逆なんですよね。

これを踏まえて
問題の資料を見ていくと
遊牧民が中国王朝から
物産を手に入れていることが
わかるので

答えはbと「い」の
④だとわかります。


こういう読み取り問題で
重要なことは

「主語と述語を
明確にして


資料から
何を読み取ればいいのか

選択肢を読んで絞ること」

です。


共通テストに出てくる資料の
文章が長いとぼーっとして
焦ることも考えられます。


なのでまず、自分が何を
分析したくて読んでいるのか
はっきりさせること。

資料問題は
ここを
意識していきましょう!


では4問目!

突厥を滅ぼした王朝」
に関する問題ですね。


この王朝を分析するには
もう思い出すしかないです。

これは「唐」

突厥を滅ぼしたのが
ウイグルだって思い出せたら
そこからも推測できます。

ということで
「唐」の歴史にあっている
選択肢を選んでいくんですが…

①は税制
②天子の事情
③文学運動
④官吏登用制度

について話しています。

①は両税法を表しており
「現住所に対する課税」が
ヒントになっています。

これまでの租庸調制では
人に対して平等に税を
課していたので

大金持ちから多く
取ることが
できなかった
んです。

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だから両税法にして
お金持ちから多く取る
ことのできる税制に変えた
ってわけです。

②は、唐の滅亡でも
諸侯が束ねることは
ありませんでしたね。

春秋時代だったら
春秋の五覇といわれる
有力な諸侯が周王に変わって
束ねていたのでわかりますが…

③これは白話運動ですね。


ロシアのナロードニキ
のような感じで

民衆にも思想が広まるように
口語に近い文体で書いた
という話。

これが結果、1919年の
五四運動につながってきます。

④は九品中正ですね。

これは三国時代
魏が用いていた制度です。

ということで答えは①!


最後6問目!

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資料が選択肢となった
めんどくさそうな問題。

ですが、問題文を
読むとそうでもないこと
に気づきます。

「自国の優位ないし
対等とする立場から
述べた歴史書」とは
異なるものを選べ。

こういうことです。

つまり、中国に対し
「俺の国の方が偉いよ!」
とか
「対等だよな!俺たち!」
って言ってないものを
選ぶわけです。


最初の①は有名な
煬帝に当てた文書。

「書を”日の没する処”の
天子に致す」ってね。

出ずるより
没する方が低そうですし
自国が有利って言ってそう。

②は感謝してますね。

中国王朝から暦をいただき
中国に臣属して「厚い恩を
受け」と言っているので

威張ってるわけでも
なさそうですね。

正解はこれっぽい。

ベトナムの文書で
最後に

「漢・唐・宋・元と
それぞれ並び立つ帝国を
作ってきた」と
言っているので

対等な感じを出してます。

チベットの文書で
「大中国の領域、大チベットの領域」
のように

並立して似たようなことを
書いているので

これも対等な感じを
出していますね。


なので答えは
②となります。


ここまで長い解説
に付き合っていただき
ありがとうございます🙏


ようやく対策に
移っていきます!

③どうやって
対策すればいいの?

 

資料問題に対する
対策をお話しします。


おそらく資料なんて
資料集や参考書を買って
対策するしかない

って考えてませんか?

ですがおそらく本番も
見たことのないような
風刺画や資料が出てくるはずです。


そんなときに
「もっと資料を
見ておけばよかった〜」
と思っても

何に載っているか
知らないので
見ようがありません。

なので僕らは
解き方を
対策しておきましょう。


①資料の年代や
登場人物・国、
出来事
に注目する。


最初っから
資料の中身を読んでも
ピンとこないでしょう。

難しい現代文の文章を
読んで混乱するみたいなもの。

なので最初は
イメージできるように

年代や登場人物・国、
出来事などの情報を拾って
ください。

そうすれば
思い出してイメージする
材料が手に入るので

初見の資料も
「なんとなく分かるかも」
の状態になり

難しいなと感じることも
問題を解く抵抗も
少なくなります。

②読み取りの問題の場合、
選択肢や問題文から

「自分は何を分析すべきか」
をはっきりさせておく。


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基本的に覚えてることから
正解を導き出すような
問題ではなく

その場から読み取って
資料問題は解かれます。

 

資料問題は長いことも
あるので

 

本番に読み取れなくて
焦る場合も想定できます。

 

そうならないように
選択肢や問題文から

 

「今回はここが文章に
入っているかどうかを
判断すればいいんだ!」

 

と理解しておけば

 

資料も読みやすくなります!

 

そのために問題文にも
「ここを読み取るんだ!」
と傍線をひいたり
メモをすることをお勧めします!

 

まとめ


資料問題の読み方は

  1. 資料から年代、登場人物、
    国、出来事を拾ってきて
    イメージできる材料をGETする。

  2. いきなり資料を読み込む前に
    選択肢や問題文から
    「自分は何を分析するのか」
    はっきりさせておく。


ことが重要なんです!


次回も共通テストの
対策ブログを挙げていきます!

(今回ほど長くは
しないつもり…)

 

ですがもし、何か
「これ知りたいよ!」
というのがありましたら

そちらを優先させて
書いていきますので
遠慮なくLINE@に
コメントください!



ここまでホントに
長く書いてしまいましたが
読んでくださり
ありがとうございます😊

では、また👋


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